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「Art News」誌が毎年発表する世界の芸術作品収集家200人のリストの2015年版に、レオナルド・ディカプリオがその1人として選出されました。
ディカプリオは、現代芸術、コミック本、希少な本、化石など多岐にわたって収集しており、俳優としての彼とはまた違った顔を持っています。
現在彼の美術コレクションの中にはピカソ、村上隆、エド・ルシェ、アンドレアス・グルスキー、サラ・ルーカスなどの作品がありますが、そんな彼が、コレクションを始めた初期に手に入れた作品が、ジャン=ミシェル・バスキアの絵画でした。
美術作品のコレクションを始めたばかりの頃の彼をひきつけた、ジャン=ミシェル・バスキアとはいったいどんな作家で、どんな作品を描いていたのでしょうか?
「落書きの画家」「黒いピカソ」などの異名をもっていたジャン・ミシェル・バスキア
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ニューヨーク市ブルックリン生まれのジャン・ミシェル・バスキア(1960~1988)は、グラフィティ・アート(スプレーやフェルトペンなどを使って、壁などに描かれた絵)をモチーフにした作品で知られています。
正規な美術教育を受けていないバスキアは、1970年代末、マンハッタン都心の建物と地下鉄の外壁にスプレーやクレヨンで落書きの絵を描くグラフィティ(graffiti)グループ・セイモ(SAMO・Same Old Shit)を結成するなど、「グラフィティアート」という新しいジャンルを開拓しました。
アンディ・ウォーホールと知り合ったことで、作品を共同制作したり、ニューヨークで個展も開くようになり、一躍脚光を浴びました。
しかしバスキアは、徐々にヘロインなどの薬物依存症に陥り、ウォーホルの死によってさらに孤独を深めると共に、ますますヘロインに溺れていき、1988年、ヘロインのオーバードーズにより27歳で死去しました。
その火花のように散った彼の作品をご覧ください。
「Cabeza」1982年
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「Anthony Clarke」1985年
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「Warrior」1981年
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パリのポンピドウー芸術文化センターにあるバスキアの作品
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「モナリザ」
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「Rome Pays Off」1984年
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「Left Eyes」
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「Gold Griot 」1984年
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「Melting Point of Ice」1984年
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「Ernok」1982年
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「Untitled (Per Capita)」1983年
バスキアの作品には”王冠”がよくでてきます。
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こちらはユニクロとバスキアのコラボTシャツです
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ドキュメンタリーフィルム『バスキアのすべて』のトレーラー動画です。生前中のバスキア本人が見られます。
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バスキアの作品は、現在も根強いファンの支持があります。
27年という短い時間を駆け抜けた彼の魂は、今も作品の中で生き続けています。
■参照■
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YouTube:Jean-Michel Basquiat : The Radiant Child– TRAILER.m4v
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