人と人のつながりを生み出す王文志(ワン・ウェンヂー)の”竹”を使ったインスタレーションアート
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台湾の芸術家、王文志(ワン・ウェンヂー,Wang Wen-Chih)。
彼の生み出す作品は、竹や木、藤などの自然にある素材を用いて製作されます。
そして彼の作品は“人と人のつながり”をも生み出しています。
今回ご紹介する竹で作られたアート、バンブーハウス「浴火鳳凰(よっかほうおう)」は、東日本大震災から1年後の3月11日から製作を開始し、のべ300人のボランティアの方々が皆で協力して完成させました。
作品タイトルの「鳳凰」は炎から再生する不死鳥を意味し、竹の組み合わせは、人と人とのつながりを表しています。
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高さは約10メートル、直径は約13メートルあり、約2,000本の竹が組み合わされています。
竹の一部は新潟市内の竹を使用しています。
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入口には新潟市の方々から寄せられたカラフルな古着が編みこまれています。
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バンブーハウスの中の様子です。
竹の組み合わせと外からの光が素晴らしい空間を生み出しています。
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中心には竹のシートが設置されています。
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天井にはこのような窓が開いており、空を眺めることができます。
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こちらは、夜のバンブーハウスです。明りが照らし出す竹がなんとも美しいですね!
作品側面にも窓が設置されており、昼間は信濃川や万代橋をのぞむことができます。
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夜のバンブーハウスは、昼間とはまた違った空間を私たちに見せてくれます。
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夜のバンブーハウスの外観です。
まるでライトアップされたイルミネーションのようですね!
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こちらの動画で、新潟市の『水と土の芸術祭2012』で披露されたバンブーハウスの様子をご覧ください!
『水と土の芸術祭2015』に王文志の作品が出展されます!
新潟県新潟市で2015年7月18日~10月12日まで開催される「水と土の芸術祭2015」に王文志の出展も決定しています。
2015年6月28日には、彼の作品『新潟の夢』の完成記念式典が開かれます。
『新潟の夢』は巨大な立体アートで、作品には2011年の東日本大震災で被害を受けた三陸産などの牡蠣殻が使われており、同じく被災した宮城県石巻市の小中学生や新潟市民からの復興への想いが描かれています。
ぜひ、『水と土の芸術祭2015』で王文志の新作インスタレーションアートを体感してみてください!
■参照■
youtube:Wang Wen-Chih – Phoenix From The Flames
youtube:藝術家王文志談竹圍工作室
HomePage:水と土の芸術祭2012
HomePage:水と土の芸術祭2015